一斉コムローイのコツ

出発前の予備知識

事前の準備

  • イーペン祭りは10月末~11月末頃のタイの満月とその前後日になり、
    日本とタイでは満月の日が1日ずれる時があります。
    一斉のコムローイイベントで2日間開催の会場では、タイの満月日と翌日となり、
    2024年では11月15日と16日になります。

  • イーペン時期のチェンマイ到着が18時を過ぎる時間帯の便は、安全の都合上で
    飛行機の時間変更やキャンセルとなる可能性が高くなります。
    確認時には予約ができてもキャンセルや変更は後日連絡が届くこともあり、
    連絡があった時期では希望便への変更も空席が少なく困難な場合があり、
    予め選択から外されることがトラブルを避ける一つの方法となります。

    LCCでは夜間以外にも調整などで変更の連絡が届くことが多かったり、
    LCC以外でも空港の事情などで遅延などの発生が通常時よりも高くなります。

  • 連絡先としての携帯メールアドレスは容量や環境の制限等で、受信不可の場合があり、
    他アドレスがおすすめになります。

  • ロイカトン期間中は渋滞や交通規制などで通常よりも移動に時間がかかることがあります。
    空港に定時到着後でも荷物の受取り、空港到着から市街への移動車の不足による待ち時間、
    夕方以降での特定場所の渋滞、祭り期間の状況として通常時より時間がかかることがあり、
    余裕を持ったご予定や行動の到着がおすすめです。
    尚、通常時でのチェンマイ空港から市街中心部へは車で15~20分程度となり、
    チェンマイ空港内には空港タクシーなどのカウンターがあり市街へ移動できます。

  • 航空券は日が近く空席が少ない程料金も上がり、良い時間から空きもなくなりますので
    お早目のご予約がおすすめです。

  • 一斉コムローイイベントへの送迎車は会場によってはソンテウの場合があり、
    子供幼児で席無しの場合は送迎移動中の席もなく膝上となります。

 

服装

会場によっては白色や正装や北タイの服装などを推奨している所もありますが、
休憩や活動し難いことや上げ時に不便であり、動きやすい服装での参加がおすすめです。

仏教的な側面もあり、露出の多い服装、袖なしや短パンは入場ができない事があります。
(ミニスカート、すね上短パン、タンクトップ、シースルー等は控えましょう)
一般的には長ズボンや長スカート、上着は袖ありや夜間冷込み用の長袖などとなります。
Tシャツやジーパンなどの一般的なラフな服装でも参加は可能です。
靴は会場によっては未舗装や凸凹もあり慣れた動きやすい物がおすすめです。

 

必要な物/あると便利な物

各会場や予約先によって異なり一般的なご案内となります。

  • パスポートのコピーや画像(本人確認用、万が一の時用)
  • 小型ライト(会場により暗い所や使う場面/携帯ライト代用あり)
  • 虫除けや露出少ない服(自然の中の会場では蚊がいる場合もあります)
  • 簡易雨具や日除け(雨天時の雨宿り先や日除け場が少ない場合あり)
  • ウェットティッシュ(手拭きなど色々な事への代用)
  • イベント開始まで時間待ちの各自娯楽(充電スペースはなし)
  • 休憩用敷物(不足可能性や非常用雨除け代用など)
  • ライターやチャッカマン等の火付け(火付け棒の火が消えたり、設置が高い時もあるため)
  • 体に着けるタイプの貴重品管理(上げる時は両手塞がり注意散漫になる為)
  • カメラなどの撮影器具

会場内での禁止事項とご注意

各会場により異なり一般的なご案内となります。

  • 仏教要素があり、ほとんどの会場内でのアルコール類の持ち込みや飲酒は禁止
  • 会場や状況により、郊外での人集中と混雑で携帯などの電波が通じにくくなることがあり。
  • 花火などの火薬類、ドローンなどの浮遊物、ナイフ等の鋭利な物、違法な物の持込禁止
  • 撮影用のレーンや梯子など周りの方の迷惑になる物や行為
  • コムローイの持込は禁止(イベントは事前申請許可制で個数の制限があるため)
  • ペットや動物の入場は禁止
  • 煙草は会場によりますが、可能な場合でも喫煙場所は指定となります
  • 会場内でも上げる事ができる時間は決まっている
  • 会場にもよりますがお手洗いは込み合い、特に一斉上げの座席に座る前の時間帯や
    上げた後の帰り時は混雑しやすくなります

コムローイの上げ方とコツ

上げ方の一つの方法になります。
後日更新予定

  1. 折りたたまれたコムローイ(参照:1)

    参照1:折りたたまれている状態

    袋に入っている場合はコムローイ数を確認。
    袋入りでは周囲の竹輪部分を持ち取り出します。
    会場により上げエリアへ入場に時間制限の所もありますが、
    席場所の確認も含めて会場入り後~上げエリアの椅子に
    着席案内までの時間帯に確認します。

    着席の案内後では、コムローイを袋から出したり持ち方の
    試しなどは進行の妨げや係員から注意されることがあります。

  2. 燃焼材に切裂け部を3-4カ所作る(参照:2)

    参照2:燃焼材に裂け部を作る

    火付から上げるまではテンポよく進みますが、燃焼材塊のまま
    直接では火が付きにくく、一斉上げの合図までに十分な熱気が
    溜まらずに上がらない場合があり
    ます。

    裂けは爪などでも捻り裂け、この裂け部分への着火はしやすく、
    3₋4カ所着火で全体に早く火が付き熱気が短時間で溜まり、
    合図にあわせて上げれる余裕や可能性が高くなります。
    上げる直前では交換する時間がなく事前に全て作成します。
     
  3. 燃焼材を上にして軽く揺らして円柱状に広げる(参照:3)

    参照3:上下逆で軽く揺らして広げる

    自重や空気流れで揺らして広げ円柱状に広げます。
    紙がひっついている時は軽く離すように広げておくと
    着火時のたるみが少なくなります。
    無理にひっぱりはがすと破れやすくなる場合があり。

  4. コムローイの破れや着火剤固定などを確認
    【省略可】:一度広げると再度折り畳みが困難なため
    不具合があればこの時にスタッフへ交換依頼
    直前や上げ始めてからでは変更は難しくなります。

  5. 上下を入れかえ着火時のコムローイの持ち方確認(参照:4)
    【省略可】:一度広げると再度折り畳みが困難なため
    一斉上げのコムローイのサイズは約100×70㎝です。

    2人の場合は一人が竹枠を持ち下で火付け調整して
    もう一人がコムローイを垂れさせないように持ちます

    両脇で対象に下竹部分と紙上部分持つ事もできますが、
    下の着火に注意がいきやすく紙が垂れてしまい紙を
    燃やす原因
    となり、役割分担の方が確実になります。
    また、着火時に傾けすぎることも引火要因になります。

    紙の上部に手が届かない場合は着火時に椅子乗りあり。
    会場で着火棒の高さは異なり経験者も確認がおすすめ。

    この時に火を付けるとスタッフ注意や最悪は場外退場で

    参照5:一人上げでの火の付け方

    参加不可もあり、この時点では持ち方の確認のみで
    絶対に火を付けないで下さい。

    一人で着火ではコムローイの上部を絞り込んで持ち、
    もう片手で着火の調整をすることで可能になります。
    (参照:5)

    ↑↑↑ ここまでが事前確認になります ↑↑↑


  6. 上げエリアへ着席の案内で席につき、コムローイの数を再確認



  7. 司会からの上げ準備や袋から出す合図で袋から取り出す

    参照6:各裂けの4カ所に着火

    ↓↓↓以降はテンポよく進む場合があります↓↓↓
    動き始めると司会の案内も耳に入り難くなりご注意下さい。

  8. 司会から着火合図にて各裂け部分に着火(右参照:4と6)
    会場や席場所により係員が火付棒に順番に火を付けていくため
    着火棒着火が遅い時は自身で着火します。
    スタッフが火を付け始める前での各自の着火は不可です。

  9. 熱気で膨らみ始めたら上部を離して、
    下部の竹の外側部分に持ちかえ

    参照7:腕を下げた状態で熱気溜め

    腕を下げた状態でさらに熱気を溜める(参照7)

    膨らんでも上がる熱気には不十分であり、
    さらに熱気を1-2分程溜めます。
    腕を上げると燃焼材が顔の高さ付近で熱くなったり、
    手の持ちも内側を持つと熱くなります。
    また、会場によっては持ち上げると腕上げの行動は
    『熱気十分で上げ準備OK』の意味となり、
    上げ合図が早まってしまう場合があります。

  10. 一部離し一ヶ所のみを持ち、

    参照8:一ヶ所のみで持ち熱気量の状態確認

    反対側が上がり傾けば準備完了(参照8)
    実際には一斉上げではこの確認行為をしている
    時間的な余裕はなく合図まで進んでいきます。

  11. 腕を上げて持ち上げて上げ準備OK(参照9)
    余分な熱気は下から抜けていきます。

  12. 司会の合図で一斉上げ
    上に放ち上げるのでなく離して上がるようにします。
    熱気不十分では上がらずに低空で横に流る場合があり、
    合図があっても不十分の時は溜まる迄待ちましょう。


  13. 2回目以降の上げ

    参照9:コムローイを持ち上げて合図待ち


    ↓↓↓これより後は会場や司会により異なります↓↓↓

    2回目以降も一斉上げのタイミングを合わす場合は
    司会の着火の合図を待ちます。

    1回目のみ合わせて2回目以降は各自で自由上げや
    案内が不明瞭な会場もありますが、会場内の司会進行の
    指示次第となります。

 

コムローイ上げ時の注意

 
  • コムローイを燃やしてしまう
    どの会場でも燃やしてしまう方は見かけます。
    原因のほとんどは着火時にコムローイが想定より大きくて持ち方がわからず、
    着火に意識がいってしまい垂れてることに気づかないことが原因です。
    着火時に傾けすぎることも原因の一つとなることもあります。
    これらを避ける為に事前に持ち方などを体験確認しておく事がおすすめです。

  • もし、燃やしてしまったら離して地面へ落とす
    着火時に紙に燃え移った場合は危険ですので地面に落としましょう。
    芝や土などの会場では燃え広がることなく燃え尽きて消えますが、
    持っていると周りにも火が飛び散る可能性があります。

  • 一斉上げ前のカウントダウンは会場により10秒前や5秒前から行われますが、
    このカウントダウンは突然始まることがあり、このタイミング迄に上げの
    準備を整えておくために裂け部分作成や着火は重要となります。

  • 司会からの一斉上げの合図があるまでは上げない
  • 所持品や貴重品の紛失/破損/盗難等は自己管理責任であり一斉上げ時も要注意
  • お子様は身長によって火付け棒の燃料部分が顔や頭より上になる時は特に注意
  • 上げ時に風が強かったり座席幅が狭い会場は周りのコムローイや人にも注意
  • ライターで着火が長時間の場合は熱くなるので火傷注意